銀水荘 兆楽 「別邸 紫貴」

夏の暑さも和らぎ、夜風も心地よく感じられるようになった10月中旬、秋の訪れを感じながらゆっくり温泉に浸かりたいな、ということで家族で有馬温泉を訪れました。

兵庫県神戸市の有馬温泉は、日本三古湯の一つ・かの豊臣秀吉も愛した歴史のある名湯で、江戸時代の温泉番付では当時の最高位である「西大関」に格付けされるなど日本を代表する温泉の一つ。

赤褐色の「金泉」と透明な「銀泉」の異なる泉質のお湯が湧き出るのも特徴で、湯めぐりを日帰りで楽しめる温浴施設や温泉旅館も点在し、日本人だけでなく海外からの観光客も魅了する温泉街です。

有馬温泉 銀水荘 兆楽 「別邸 紫貴」宿泊滞在記

今回、日々の喧騒を忘れて温泉と食事を堪能しつつ心と身体を休めたいと選んだ宿泊先は、有馬温泉で昭和3年(1928年)に創業された老舗の旅館・銀水荘 兆楽(ちょうらく)。

(出典:銀水荘 兆楽

数ある有馬温泉の旅館の中でも「金泉」「銀泉」とふたつの温泉を持つ珍しい宿で、和室・洋室・和洋室など41の客室のあるホテル棟「東館」とは別に、3組限定の「別邸 紫貴」でプライベート感の高い滞在が楽しめるのも特徴です。

今回はこの別邸「紫貴」での滞在を、有馬温泉 銀水荘 兆楽の施設・食事・アメニティなどの紹介も交えて宿泊滞在記としてお伝えしたいと思います!

※記載内容は宿泊時のものとなり、プランやサービス内容・利用料金は変更される場合があります。公式サイト・予約サイトからご確認ください。また、掲載写真は公式HPからの転載も含んでいます。

銀水荘 兆楽のアクセス

銀水荘 兆楽のある有馬温泉は、神戸の中心地から車で約30分・大阪・京都・姫路からも約60分と関西圏からは比較的気軽に訪れることのできる温泉地。

阪神高速道路の西宮山口南ICから5分、有馬口ICから10分で、六甲山・帝釈山・摩耶山に囲まれ、山の兵庫を感じられる自然豊かな立地にも関わらず交通のアクセスには困らないのも魅力です。

公共交通機関で向かう場合、電車の最寄駅は神戸電鉄の「有馬温泉駅」

また、新大阪・三宮バスターミナル・新神戸駅・芦屋などから「有馬温泉」行きのバスも運行しています。

有馬温泉駅の駅前にはローソンや温泉煎餅のお店などがあって活気があり、駅の反対側には温泉街が広がっています。

銀水荘 兆楽は賑やかな温泉街とは少し離れた静かな環境に位置していて、駅からは徒歩10分ほど。

気候の良い時期には旅のわくわくを感じながらのんびり歩いても良さそうですが、有馬を見渡す高台に位置していて坂を登る必要があるため、無料の送迎サービスを利用するのがおすすめです。

銀水荘 兆楽では有馬温泉駅までの送迎だけでなく、滞在中にも有馬温泉内での送迎をお願いすることができ、今回の滞在でも温泉街でのお買い物に利用させてもらいました。

ちなみに銀水荘 兆楽から坂を降りてすぐのところには春の桜や初夏のホタル観賞スポットとしても有名な「有馬川」が流れていて、温泉情緒ある景観を眺めながらのお散歩も魅力。

また、温泉街近くにかかる赤い欄干の「ねね橋(秀吉の正室ねねの像が近くにある)」での桜や紅葉鑑賞も人気です。

(出典:有馬温泉

アクセス情報

銀水荘 兆楽
住所:〒651-1401 兵庫県神戸市北区有馬町1654-1 Map
TEL:078-904-0666

チェックイン:14:00~19:00 (19時以後の場合は連絡)
チェックアウト:〜12:00

  • 車:阪神高速道路経由、神戸から車で約30分 / 大阪・京都・姫路から約60分
  • 電車・バス:神戸から約30分 / 大阪から約60分 / 京都から約1時間半
  • 無料送迎:あり

銀水荘 兆楽の客室

銀水荘 兆楽には、和室・洋室・和洋室などの客室から成るホテル棟「東館」と、3組限定の露天風呂付き離れ「別邸 紫貴があります。

東館では8畳+広縁の和室から32㎡の洋室、さらに元々宴会会場だった広間を改装し日本庭園と露天風呂が楽しめる40畳の「兆陽庵」など、バリエーション豊かなお部屋が選べるのが特徴。

(出典:銀水荘 兆楽

東館にはドライサウナや露天風呂のある大浴場や露天風呂「くぬぎの湯」・貸切露天風呂があり、金泉と銀泉をどちらも存分に愉しむことができ、食事処や売店も東館に設けられています。

(出典:銀水荘 兆楽

夏場には東館のすぐ横に大型の共有プールも開かれ、子供連れやカップルでリゾート感たっぷりの滞在が楽しめます。

(出典:銀水荘 兆楽

大型の温泉旅館ホテルの趣が強い東館から少し離れ、くぬぎの森に囲まれた一角に佇むのが「別邸 紫貴(しき)」

(出典:銀水荘 兆楽

「別邸 紫貴」は、作家の田辺聖子氏が有馬温泉を訪れた際に「露天風呂のあるお部屋が有馬温泉にはないのかしら」と話したことがきっかけで作られたという特別な離れで、別邸の先駆けとも言われています。

(出典:銀水荘 兆楽

上段の間(和洋室)・書院造り(和室)・洋室とそれぞれ異なる趣きを持つ3室が数寄屋造りの1棟に設けられ、1室ごとに独立した造りなので特別感のある湯呑みをプライベート空間で堪能することができるのが特徴。

外部との接触をなるべくなくし、静寂と安らぎに包まれた「宿籠り」体験ができるよう作られた13歳以上限定の大人の別邸なのです。

和の落ち着きを感じる客室・湯山もみじ

今回私たちが泊まったのは、純和室の「湯山もみじ」

紅葉のように豊かで温かみのある色彩と落ち着きを兼ね備えたくつろぎの空間で、金泉の露天風呂、銀泉の屋外蒸し風呂、半露天風呂、足湯といった多彩な湯浴み体験ができるお部屋です。

(出典:銀水荘 兆楽

3室限定の「別邸 紫貴」には専用の駐車場があり、フロントに立ち寄ることなくそのまま客室に入ってチェックインの手続きを行うことができます。

ホテル敷地内のくぬぎの森に佇む完全プライベートな離れのため、自然に囲まれ静かで落ち着いた別荘のような趣。

到着してすぐに「ここは人に会わないタイプの施設だな」と感じられるほど、スタッフの方はもちろん他の宿泊客との接点が少なく、プライベート感の高い”お籠り”滞在ができるのが特徴です。

この「別邸 紫貴」は、特に静かに温泉を堪能したいという方向けの客室のため、原則13歳以上からの宿泊限定

ただ今回は小学生の子供2人も一緒だったため事前に電話で確認したところ、「小学校高学年であれば、大人料金で一緒に宿泊可能」という柔軟な対応を頂けました。

子供が小さい時期には大浴場やプールが近い東館で、大きくなって大人の滞在も一緒に楽しめるようになったら別邸で・・・、という利用の仕方も、年を重ねる家族の思い出づくりに良さそうですね。

湯山もみじの客室情報

  • 部屋タイプ:和室
  • 定員:2〜4名
  • 広さ:75㎡
  • 駐車場:あり
  • 喫煙:全室禁煙
  • チェックイン:15:00〜19:00
  • チェックアウト:〜12:00

湯山もみじの間取り・設備・備品・アメニティ

今回滞在する「湯山もみじ」のお部屋は3つの客室の中央に位置していますが、エントランスも別になっているので別荘に来たかのようなプライベート感と安心感があります。

和室の室内は温かみのある照明や木のローテーブル&座椅子など、特別凝ったデザインというわけではないけれど、余計なものがなくすっきりとして心穏やかに過ごせる雰囲気。

窓の外は木々に囲まれていて視界に人工物がほとんど入らないのも、巣篭もり感と非日常感を存分に感じられ好感が持てました。

ウェルカムドリンクとして用意してあったお抹茶と冷菓子もとても上品。

荷物を置いて畳に腰を下ろして家族でお抹茶とお菓子を頂きながら、やっぱり和って落ち着くね・・・!と到着早々まったりと過ごすことができました。

湯山もみじの間取り

「湯山もみじ」は室内面積約75㎡の純和風の客室で、12.5畳の和室と3畳ほどの広縁と床の間があり、とても落ち着いた雰囲気。

畳の香りも心地よく、お部屋に入った瞬間に日々の緊張感がすっとほぐれるのを感じます。

その他、お部屋にはトイレと洗面台が設置してあり、最大定員は4名

広縁の外に銀泉の足湯スペース、その奥に銀泉の半露天風呂があります。

(出典:銀水荘 兆楽

建物から奥に階段のある小道があり、その先には金泉の温泉露天風呂と銀泉の蒸し風呂(スチームサウナ)

一旦部屋を出て露天風呂やサウナに行くのは少々面倒に感じますが、自然に囲まれ土や木の香りを感じながら外湯に向かう体験はとても開放感があり、貴重な経験ができました。

湯山もみじの設備・備品

「湯山もみじ」の大きな特徴は、有馬温泉の自慢の名湯・金泉と銀泉を足湯・半露天風呂・露天風呂・蒸し風呂と様々に楽しめ、客室に居ながらにして贅沢な湯めぐりが堪能できる点。

客室内には冷蔵庫・湯沸かしポットといった基本的な電化製品や空気清浄機なども置いてあり、「温泉やサウナだけであとはゴロゴロ過ごしたい」という使い方も可能。

むしろ室内と温泉が居心地良すぎて、他に何もしたくないという気持ちにすらさせてくれるお籠り向けのお部屋です。

湯山もみじのアメニティ

老舗の温泉旅館の別邸ということで、アメニティもしっかりと整えてあります。

足湯をはじめ、半露天や露天、サウナと湯めぐりをするために必要なタオル類はもちろん、バスローブと浴衣もあって自由に使い分けが可能

大きめボトルのシャンプー・コンディショナー・ボディーソープやボディータオルなど、基本的なアメニティは全て揃っています。

さらに、ミニボトルのシャンプー・コンディショナー・ボディーソープ・クレンジング・ローション・クリームなどのスキンケアはフランスのスパ発祥の”香りと癒しの自然派スキンケアブランド”「Omnisens Paris」シリーズ

上品な香りを楽しめるミニボトルは持ち運びもしやすく、旅の記念に持ち帰ることもできるので嬉しいですね。

有馬温泉の成分入りのフェイスマスクまで置いてあって、感動です。

ちなみに本館の売店では兆楽の温泉から作った石鹸「金の雫玉・銀の雫玉」や、兆楽オリジナルのスキンケア「銀の雫」シリーズ・「金の入浴剤・銀の入浴剤」なども購入でき、お土産におすすめです。

室内には有馬温泉名物の炭酸煎餅とお茶のセットも置いてあり、ちょっとしたほっこりタイムにぴったり。

さらに冷蔵庫にはフリードリンクとしてビールやジュース・お茶などが冷やしてあって、温泉やサウナ後の飲み物にも困りません。

特にご当地ドリンクの「有馬サイダーてっぽう水」は湯上がりに最高。

この冷蔵庫内のフリードリンクサービスは「別邸 紫貴」の3室のみということで、特別感があります。

別途有料ではありますが焼酎のボトルや瓶ビールもあり、部屋から出ることなくゆっくりと過ごせるような配慮が感じられました。

湯山もみじの設備・アメニティ

  • 設備:冷暖房・ドライヤー・加湿機能付き空気清浄機・テレビ・冷蔵庫・電気ポット・金庫・洗浄機付トイレ
  • 衣類:浴衣・羽織・バスローブ・スリッパ・湯上がり足袋
  • アメニティ:フェイスタオル・バスタオル・シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ハミガキセット・カミソリ・シャワーキャップ・くし・ブラシ
  • スキンケア(女性):化粧水・乳液・クレンジング・洗顔

「湯山もみじ」で金泉・銀泉の湯めぐり体験

「別邸 紫貴」の湯山もみじの魅力はやっぱり有馬温泉の金泉と銀泉をさまざまなバリエーションで楽しめるところ。

有馬温泉は、環境省が”療養泉”として指定している9つの主成分のうちの7つを含む世界的にも珍しいお湯とのことで、リチウムイオンが多く含まれる金泉とラジウム温泉の銀泉というそれぞれに個性的な温泉をプライベート空間で堪能することができます。

銀水荘 兆楽の東館(ホテル館)には大浴場や露天風呂もありますが、離れの別邸は宿籠りをしながら温泉に没入するという利用の仕方が向いていると感じました。

温泉情報

  • 金温泉
    泉質:含鉄・二酸化炭素―ナトリウム―塩化物強塩泉
    (含Fe・CO2-Na-Cl泉)高張性・弱酸性・低温泉
  • 銀温泉
    泉質:単純放射能泉(ラドン泉)

銀泉の足湯

お部屋のすぐ横にある銀泉の足湯

数人が並んで腰掛けて足を入れられるようになっています。

到着してすぐに利用しましたが、目の前に広がる山の木々の風と香りも心地よく、じんわり温まる足と共に気持ちもほぐされてリラックスしていくのを実感。

手軽に温浴のできる足湯の設備、温泉に入る前の心の切り替えにとても効果的だと感じました。

金泉の露天風呂&銀泉の蒸し風呂

銀泉の足湯ですっかりリトリートモードになったところで、早速外湯の露天風呂と蒸し風呂へ。

一旦部屋を出て細い階段の道を登って行く必要があるため、居心地の良い部屋から出るのが億劫に感じてしまいそうですが、浴衣を着てタオルを持ち、備え付けの草履を履いて小道を上るのは非日常感があって思いのほか楽しめます。

小道を進むと専用の脱衣所があり、外湯用のタオル類も揃えてありました。

手前に金泉の露天風呂が、その奥に銀泉のスチームサウナ「ラドン泉吸引蒸し風呂」があり、サウナ後のシャワーと外気浴用のチェアも完備。

(出典:銀水荘 兆楽

銀泉に含まれる成分は個体ではラジウム、気体となるとラドンと呼ばれ、呼吸器から吸入することで全身の組織へ到達して自然治癒力を高める効果が期待できるのだそう。

(出典:銀水荘 兆楽

足や身体を浸して温まるだけでなく、蒸気を吸い込むことでより効果的に温泉の効能を得ることができるのがこの「ラドン泉吸引蒸し風呂」なのです。

ドライサウナに比べると息苦しさもなく、しっとりじんわりと心地よい汗をかくことができ、身体の中にも温泉の成分が染み渡ったようでした。

ぬるめのシャワーを浴びてからの外気浴は、木々の香りを全身に浴びて至福のひと時。

蒸し風呂と外気浴でととのったら、次は色合いが特徴的な金泉の露天風呂です。

地下200mから自噴している金泉は、もともと無色透明なお湯に含まれる鉄分が空気に触れることで独特な赤褐色に変化したもの。

舐めると塩味を感じる濃厚なお湯で、肌に付いた塩分が薄い皮膜を作り保湿効果を持続させてくれます。

また、「天然の美容液」とも呼ばれるメタ珪酸が多量に含まれているため、高い保湿効果でお肌の肌触りがマイルドになるのだそう。

銀泉の蒸し風呂で汗をかき、金泉で潤いをチャージできるというのはこの有馬温泉ならではの贅沢ですね。

銀泉の半露天風呂

お部屋の横に設置された、銀泉の半露天風呂

大きなガラス窓の開閉で内風呂のようにも使うことができ、季節や天候を問わず客室風呂として手軽に利用できる温泉です。

窓を開ければ季節感と自然を感じる心地よい外気を感じられて、こちらも風情たっぷり。

滞在中は日が暮れてからの夜の時間にも家族で利用させてもらいました。

このように、ひとつの客室に居ながらにして「足湯」「半露天風呂」「露天風呂」「蒸し風呂(スチームサウナ)」と温泉で4つの楽しみ方が味わえる宿泊施設というのはとても珍しいのではないかと思います。

くぬぎの森に囲まれた3室限定の静かな別邸で、他の人に気を使うこともなくゆっくりと温泉とサウナを満喫・・・、まさに湯籠りのできる宿ですね。

「別邸 紫貴」には、今回宿泊した和室の「湯宿もみじ」の他に、和洋室・約100㎡の「有明桜」・レトロモダンな洋室・約64㎡の「有馬藤」があります。

それぞれに趣が異なるお部屋となっていますので、気になる方は↓からチェックしてみてくださいね。

銀水荘 兆楽の夕食

今回予約したのは、1泊2食付きのプラン

小学校高学年の子供2人も大人と同じ料金プランならということで別邸に泊まらせて頂き、大人と同じメニューです。

食事は本格的なお籠りができるお部屋食もできますが、私たちはアラカルトやお酒のメニューも気になったので東棟(ホテル棟)の食事処で頂くプランにしました。

夕食は、厳選された地元の旬の食材を活かした会席料理で、食前酒から始まり水物(デザート)までのフルコースの内容はかなり“酒飲み寄り”

会席料理のメニューは季節や仕入れによって異なりますが、今回のお品書きはこんな感じ。

  • 食前酒
  • 先附:鮑旨煮・酒粕麩・金時人参・蕗の薹(ふきのとう)・柚子・粕汁  
  • 八寸:大根おこわ・唐墨(カラスミ)/ 一寸豆塩蒸し・白花豆蜜煮・丹波黒豆・車海老・お多福麩・木の芽 / 蟹・白魚・うるい・煎り酒餡・干口子・千枚蕪と熨斗梅
  • 煮物椀:鴨と芹・笹牛蒡・焼餅・枌柚子(へぎゆず)
  • 造里:鮃(ひらめ)・鮪 / 金柑・蕨・山葵・土佐醤油 / 赤貝と花山葵 / 伊勢海老海鼠腸(このわた)とろろ和え・芽葱
  • 焼肴:昆布船焼 / 真鱈・雲子(真鱈の白子)・大黒占地(ダイコクシメジ)・七味唐辛子 / 菜の花・焼き薄揚・焼椎茸・黄身芥子醤油掛け・土筆
  • 焚合せ:甘鯛蕪蒸し / 蟹・百合根・三つ葉・木耳・銀餡・山葵
  • 強肴:和牛蒸籠蒸し / 白葱・水菜・はなびら茸 / 胡麻ぽん酢
  • 御飯
  • 汁:赤出汁 / 胡麻豆富・微塵三つ葉・山椒
  • 香の物
  • 水物:杏仁豆富 / せとか・苺・ミント葉

カラスミ・赤貝・白子・このわたなど、高級食材を上手に散りばめた日本酒が欲しくなる構成で、兵庫(特に日本屈指の酒どころ・御影郷)の地酒や王道の焼酎・ワインも揃っています。

料理長さんもきっとお酒が好きな人なんだろうな・・・、と思わせるようなお酒との相性ぴったりの小鉢の数々ですが、和牛の蒸籠蒸しや焼きあなごなど小学生の子供が好むおかずもちらほらあるため、家族4人で4人分の会席フルコースを良いバランスで頂くことができました。

先附・八寸・煮物椀・お造里

焼肴・焚合せ・強肴

冷たいものはちゃんと冷たく、そして温かいお料理もゆっくり時間をかけて最後まで美味しく食べられるように保温剤を添えてあるなどの細やかな配慮も感じられる配膳で、とても好感を持てました。

この会席コース料理はグレードによって選ぶこともできる他、和牛ステーキコースなど多彩な夕食プランから選ぶことができます。

また、黒毛和牛ローストビーフや鉄板焼き・天ぷら・お子様ランチなどアラカルトメニューも豊富で、素泊まりや朝食のみのプランでその日の気分に合わせて夕食を選ぶのも良さそう。

お酒のラインナップも手頃なものから高級路線のワインやシャンパンまであり、鯛の姿造りやケーキ等の記念日対応も充実しているので、大切な人の記念日などでの滞在にもおすすめです。

夕食後のラウンジ

夕食後、ロビー近くにあるラウンジのクーポン(飲み物1杯サービス)を頂いたので、立ち寄ってみました。

食後の満ち足りた気持ちそのままに、お部屋に戻る前にもう少しお酒が飲みたいなという時に便利なラウンジは、いわゆる気取ったBARというよりは静かにゆっくり飲める空間。

食後に少しだけ飲むにはちょうどいい距離感で、こういう場所が館内にあると滞在の流れがきれいにまとまるなと感じました。

ちなみに今回は足を伸ばさなかったのですが、ホテルから歩いて3分ほどの場所に「古民家Lounge 廻 -kai-」も新たにオープン。

(出典:銀水荘 兆楽

ビールや焼酎・ワイン・ウィスキーといったアルコールやコーヒー・フレーバーティーなどのソフトドリンクに加え、ナッツやチーズ・キッシュなどの軽食もセルフのフリーサービスで利用できるラウンジです(有料のドリンクもあり)。

昼の部(14:30~18:00)と夜の部(19:30~22:30)から選べ、1人2,860円の施設利用料が1回無料になる特典付きのプランもあるので(期間限定)、滞在中に落ち着いた場所でゆっくり飲みたいなという方におすすめです。

銀水荘 兆楽の朝食

前夜、銀泉の足湯と半露天風呂でじっくり温まってから畳のお布団で朝までとろけるように眠り、気持ちの良い朝を迎えました。

銀水荘 兆楽の朝食は、こだわりの卵や焼きたての干物など、目にも身体にもやさしい和の朝食

部屋食で頂くこともできますが、気持ちの良い朝のお散歩も兼ねて東館のレストランで頂くことにしました。

大ぶりでインパクトがある笹カレイの焼き物や出汁巻きなどが並んだ和朝食は、シンプルだけどしっかり美味しくて、素材ひとつひとつが朝の元気を与えてくれるような構成で、ごはんも進みます。

出汁巻き・アオサ汁など出汁のレベルも高くて、夕食・朝食を通して料理人さんの技術力の高さを感じる内容でした。

基本的には和朝食ですが、事前にお願いすれば洋食に変更も可能

今回はどっぷりと和の雰囲気に浸った滞在でしたが、次に伺う時には洋朝食も試してみたいなと思います!

温泉付きの宿に泊まる場合、いつもなら早起きして朝風呂に入ったりするところですが、今回は朝食の後にゆっくりと入浴。

というのも、銀水荘 兆楽はチェックアウトが12時までと午前中まるまる過ごすことができるのです。

朝食を食べてから、また銀泉の蒸し風呂や金泉の露天風呂をゆっくりと堪能してもゆとりのある時間というのは嬉しいですね。

そのまま和室でゴロゴロ休んで、もう1泊したい・・・と後ろ髪をひかれながら、今回の滞在を終えました(チェックアウトも客室で済ませることができます)。

まとめ

というわけで、今回は兵庫県の有馬温泉・銀水荘 兆楽の「別邸 紫貴」の1室「湯山もみじ」での滞在を施設や食事・アメニティなどの紹介を交えてお伝えしました。

銀水荘 兆楽は有馬温泉郷の高台に位置していて、駅前や温泉街からは少し離れている分、静かな環境の中で過ごすことができる温泉宿。

特に「別邸 紫貴」はプライベート感の高い離れのため、派手さはないものの、他の人に合うことなく「温泉とお酒・食事に集中できる」という点がしっかりしていました。

滞在中に観光やレジャーを楽しむための宿、というよりは、じっくりと宿に籠って温泉で疲れを癒し、リフレッシュして気持ちを切り替えるために滞在する、という使い方がおすすめ。

神戸や大阪・京都などからも気軽に訪れることのできる距離ということもあり、都市近郊で実現できる“短期高満足リトリート”と言えるのではないでしょうか。

温泉のある宿選び、そして有馬温泉を訪れる際の参考にしていただけたら幸いです。

施設名 銀水荘 兆楽 「別邸 紫貴」
所在地 〒651-1401 兵庫県神戸市北区有馬町1654-1
TEL 078-904-0666
チェックイン 14:00~19:00
チェックアウト 〜12:00
犬同伴 NG
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